所得税確定申告の繁忙期のため、1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
更新をお休みしていた間も、たくさんの方々にご覧いただき
『人気ブログランキング』の順位も上昇していますことに
心より感謝しています
新事務所オープンの日
2002年(平成14年)12月10日、いよいよ新事務所が
オープンしました。
独立開業してから3年、38歳になって間もなくのことでした。
それまでは自宅の一室が事務所でしたが、新事務所は自宅から
車で10分ほどの距離になりました。
オープン初日に事務所へ到着すると、すでにスタッフが待ってくれていました。
そして、道路沿いの壁には建築業者さんの計らいで、開店祝いのお花が
ズラッと並んでいました。
お花に立てられた名札の中には、直接お目にかかったことのない
業者さんのお名前もたくさんあり、多くの方々のお力によって
新事務所が完成したことを改めて実感しました。
そして、お客様や友人知人からもお祝いのお花が次々と届けられ、
新事務所自体がまるで『お花屋さん』のようでした。
事務所移転で変化したこと
この新事務所の建設にあたっては、金融機関からの借入金によって資金調達をしました。
お恥ずかしい話ですが、私は借入金を抱えるまでは事務所の『資金繰り』についてあまり深く考えたことがありませんでした。
自分一人で運営していた事務所では、収入が少ない時には生活費を切り詰めるなどして何とかやり過ごすことができていたからです。
ところが、事務所建設を機に状況は一変しました。
借入金の返済は当然のこと、スタッフを採用すれば『雇用の確保』という責任も生じます。
小さな事務所ながらも『事務所の経営』というものを真剣に考えるようになったのがこの時期です。
いきなり資金繰りで悩むことに・・・
建築代金の決済も無事に終わり、新事務所での業務を開始して2ヶ月ほど経過したある日のこと
『エアコン代金の再請求書』が届きました。
業務用のエアコンですから、金額もある程度するものなのですが、
私はてっきり建築代金に含めて請求され、支払いも済んだものと
思いこんでいました。
ところがそうではなかったのです。
しかも、『再請求書』ということなのですが、そもそも最初の請求書を
受け取っていなかったのです。
年末年始の郵便事情の関係だったのかどうかは今でもわかりませんが、
忘れた頃にやってきたこの請求額は、当面の資金繰りには織り込んでいないものでした。
何とかやりくりできないかと、夜ベッドに入っても『資金繰り』のことがグルグルと頭の中を巡り、眠れない夜を過ごしたこともありました。
少し落ち着いてからこの出来事をベテラン経営者にお話したところ
「丹羽さんもようやく経営者の仲間入りだね。」と言われました。
事の善し悪しはともかくとして、自分の身に降りかかってみないと
実感できない事もありますね。